2012年9月2日日曜日

Skypeを携帯電話代わりにするときの2つの欠点

SkypeがあればiPhoneの携帯通話契約なんていらない、そう考えていろいろ工夫してみました。ただ根本的なところに欠点があって電話代わりとしては使っていません。

Skype創業の地、エストニアのタリン
まず一つ目が通話の遅延です。簡単に言うとテレビの衛星中継のようなあれです。昔は固定電話の国際通話でも通話が遅れて聞こえる時代もありましたが、今は殆どありません。でもSkypeなら国内通話でも遅延しちゃいます。電話として使うには不便です。

二つ目は着信が安定しない事です。いくらサインインしていてもiPhoneのSkypeアプリには着信しない事が多いです。着信通知が10分後くらいにメールでくるのですが、これももう少し早く来ればいいのにと思います。着信に関しては3GとWi-Fiとか、ネットワークを跨いで移動した場合に不安定になる印象です。この欠点は携帯電話としては致命的です。ちなみに同じネットワーク内にいる事の多いMacbook Proでの着信は非常に安定しています。

でもこの二つの欠点を知っていれば、これを避けて使えます。僕はとりあえず固定電話への発信は全てSkype経由です、とくに知った仲の人、社内の業務通話、美容院や飲食店の予約、タクシーの配車なんかはSkypeからです。多少遅延しても、こちら側が気を使えばスムーズに通話は進める事はできます。携帯電話で数百円するような内容の通話も十円程度で可能です。

そしてSkypeは海外にいる時、その真価が発揮されます。発信場所に関わらず、日本国内の固定電話宛の通話なら月130円で75分までの通話が可能です。海外からの通話でこれを使わない手はありません。なにしろホテルの電話から10分くらい話しただけで数千円の請求が来ちゃうこともあります。僕はこのお金を節約したくてSkypeの有料プランを申し込んだといっても過言ではありません。(ただそれ以来、海外には行ってません...)

Skype、もっと試せば工夫次第でもっと便利になりそうで奥は深いです。